2024.10.28
  • カーライフ情報

タイヤのメンテナンス

皆さま、こんにちは!
「軽自動車で北海道を元気に!」北海道軽パークです🚗🚙🛻
スタッドレスタイヤの交換する季節がやってきました。🛞🛞
このタイミングでタイヤのメンテナンスもしてしまいましょう!

クルマのタイヤは、乗員と路面を繋ぐ唯一の接点であり、安全な運転には欠かせない重要なパーツです。そのため、日頃のメンテナンスが重要になってきます。
また、タイヤ交換の季節になり、使わなくなったタイヤの保管に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。タイヤを適切に保管することで、寿命を延ばし、次のシーズンでも安心して使用することができます。

メンテナンスが必要な理由

タイヤのメンテナンスをおすすめするのには、いくつかの理由があります。
1.安全性の確保 タイヤの空気圧が不足していたり、摩耗が進んでいたりすると、グリップ力が低下し、スリップやバーストのリスクが高まります。
2.燃費の向上 適正な空気圧を保つことで、転がり抵抗が減り、燃費が向上します。
3.タイヤ寿命の延長 定期的な点検と適切なケアにより、タイヤの寿命を延ばすことができます。

タイヤの点検項目

具体的には下記項目をチェックするといいでしょう。
【空気圧】
一般的に月に一度のチェックが推奨されています。定期的に空気圧をチェックし、最適な空気圧に調整しましょう。最適な空気圧はクルマ毎に決まっており、「指定空気圧」は、運転席ドア開口部などに貼ってあるシールに記載されています。

空気圧が低いとグリップ力が低下し、スリップやバーストのリスクが高まります。また、燃費が悪化し、タイヤの摩耗が早まります。逆に空気圧が高いと乗り心地が悪くなり、タイヤの寿命が短くなる可能性があります。また、パンクしやすくなることもあります。

【チューブレスバルブ】
チューブレスバルブもゴム製品なので劣化します。空気漏れの原因になりますので、空気圧と同時に点検しましょう。

【摩耗】
タイヤの溝の深さを確認し、スリップサインが露出する法定の溝深さ(1.6mm)を下回っていれば交換が必要です。ちなみに時速80kmで走行し、濡れた路面でブレーキを踏んだ時、残り溝が約4mmから制動距離が伸び始めます。さらにスリップサインが露出した場合は、約10mも制動距離が伸びてしまいます。

スタッドレスタイヤは、溝の深さ50%の位置にあるプラットホームが露出すると冬タイヤとしては使用できません。夏タイヤとして使いましょう。

【異物】
タイヤに釘などが刺さっていないか、異物が挟まっていないかを確認しましょう。

【ひび割れ】
サイドウォールやトレッドにひび割れがないか確認しましょう。

【硬化】
スタッドレスタイヤは、年数が経過するにつれ、ゴムが硬くなり氷上・雪上での性能が悪化します。硬度計を使ってタイヤの硬さを計測して交換時期にきていた時は、新しいスタッドレスタイヤに交換しましょう。
硬度計は色で交換のタイミングが分かるようになっています。
 緑:タイヤが柔らかく安心して使用できる
 黄:タイヤが硬くなってきていて使用には注意が必要
 赤:タイヤが硬く交換がおすすめ


【偏摩耗】
タイヤの摩耗が偏っていないか確認しましょう。偏摩耗は、タイヤのバランスが崩れている可能性があります。また、偏摩耗を防ぐにはタイヤのローテーションが効果的です。タイヤの取付位置を変更することで、摩耗を均等にできます。

タイヤのメンテナンス方法

【空気圧の調整】
空気圧計を使用して、指定の空気圧に調整しましょう。

【バランス調整】
タイヤとホイールのバランスが崩れていると、振動や偏摩耗の原因になります。定期的にバランス調整をしてもらいましょう。

【定期的な洗車】
タイヤに付着した泥や砂などを洗い流し、異物を除去しましょう。

【タイヤのローテーション】
定期的にタイヤの位置を入れ替えることで、摩耗を均一にし、タイヤの寿命を延ばすことができます。

ローテーションの方法

タイヤの保管

タイヤはゴム製品のため、保管環境によっては、硬化やひび割れなどが起こりやすくなります。適切な保管を行わないと、タイヤのパフォーマンスが低下したり、バーストする危険性もあります。

清掃
使用後のタイヤは、泥や砂、油分などをしっかりと洗い落とし、乾燥させてください。汚れが付着したまま保管すると、ゴムの劣化を早める原因となります。

空気圧
ホイール付きで保管するタイヤは、指定空気圧の半分程度の空気圧にして保管しましょう。空気圧をすべて抜いてしまうと、ホイールの重みでタイヤが変形してしまいます。また、指定空気圧でタイヤを保管しないのは、タイヤ各部の緊張状態をやわらげるためです。空気圧を半分程度にすることで、タイヤへの負荷を軽減しつつ、変形を防ぎます。

保管場所
直射日光が当たらない、風通しの良い冷暗所を選びましょう。ガレージや物置などが最適です。ゴム製品なので、極端な温度変化や湿度の高い場所は避けましょう。

保管方法
縦置き: タイヤ単体で保管する場合は、縦置きがおすすめです。ホイールなしだとそこまで重さがないため、フラットスポットができにくいのです。平積みはおすすめできません。全体の重みで一番下になるタイヤが変形してしまいます。

横置き: ホイール付きで保管する場合は、横置きの平積みで保管しましょう。平積みはそこまでスペースも取りませんし、カバーを掛けておけば保管時の汚れも防げます。この場合、タイヤを立てて保管することはできるだけ避けましょう。接地面にホイールの重さが加わるので、フラットスポットの原因になってしまいます。タイヤを重ねて保管する場合は、下にパレットなどを敷き、通気性を確保しましょう。

タイヤカバー
タイヤカバーをかけると、ホコリや汚れからタイヤを守ることができます。通気性の良いカバーを選びましょう。それぞれのタイヤには、外す前、前後左右のどこに付いていたか分かるようなメモを付けておくといいでしょう。

タイヤの寿命

タイヤの寿命は、運転の仕方、走行環境、タイヤの種類、夏と冬でタイヤ交換をしているかどうかなどによって異なりますが、一般的には4~5年と言われています。溝の深さだけでなく、経年劣化、走行距離などを総合的に判断して交換時期を決めます。


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